流れ星が消えないうちに

流れ星が消えないうちに (新潮文庫) レビュー第二弾です。 「流れ星が消えないうちに(橋本 紡)」 またしても橋本紡です。 この本は以前紹介した空色ヒッチハイカーがなかなか良く、同じ作者の本を、という事で本屋で前から気になっていたのもあり購入しました。 「高校時代から付き合っていた恋人・加地君が自分の知らない女の子と旅先の事故で死んでから、1年半。奈緒子は、加地の親友だった巧と新しい恋をし、ようやく「日常」を取り戻しつつあった。ただひとつ、玄関でしか眠れなくなってしまったことを除いては――。 深い悲しみの後に訪れる静かな愛と赦しの物語。」 なんですかね、最近気づいたんですが自分こういうジャンル好きなんですかね? 感想 共通の友人をなくした奈緒子と巧がそれぞれ抱く葛藤がよかった。 「半年前から、玄関で寝ている。」と何やら重いものを背負っている事を連想させる書き出し。 この少し鬱展開を覚悟させるような物語は恋人が死んでしまった後から始まります。 話を大まかにまとめれば、加地をなくした2人の再生の物語。彼をなくした事によりそれぞれが抱く葛藤。加地の、ぽっかりと空いてしまった存在の穴埋めをしようとする2人。なぜそこまで彼らは苦しんでいるのか。 鬱展開と書きましたが、読み終わる頃にはどこか温かくなる話でした。巧と奈緒子、交互に語られる物語。タイトルの「流れ星~」の意味。面白かったです。 そして描写がとても綺麗です。女性作家の方が書いたんじゃないかと思うくらい。それだけでも一読の価値ありです。 とても読みやすいので気になった方は読まれてはどうでしょうか。
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