小説

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小説が好きだ。少しでも読んでいないと頭が悪くなったような気さえしてくる。内部衝迫というわけではないが、気付いたらずっと読んでいる。そんな気がする。


ひとつの本を読み終えた。その本はとても面白かったが、しかし面白くてはいけない本なんだな、と思う。
”考えさせられた”なんて手軽で安直な言葉は使わない。それはなにも考えた事になっていない。誰かの言葉を借りてきて、真っ白で閑散とした自分のギャラリーにひとつの考え方を加えただけである。
思考はヘタクソなままだ。


少し休んで気を向けてみれば、世界はこの言葉で溢れていた。
テレビをつければ場違いなタレントがなにも考えずに”考えさせられた”とか言ってるし
電車の中吊りには下品な文字で”いま私達が考えなければならない5つのこと”と、なにかを訴えようとしている。訴えているのは編集部の売り上げアップのことだけだ。


その考えは長くは続かない。すぐに他のものが入ってきて上書きをしてゆく。
もしかして誰かの考えた答えは間違っているかもしれない。小説に書かれた事は全知ではない。
矛盾だらけ。そんな小説が僕は好きだ。
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